シイタケ菌糸体について

がんと免疫に関する主な基礎研究

近年、がん治療の鍵として注目されている、免疫のブレーキ「免疫抑制」に対する作用を中心に研究を進めています。

研究紹介

腫瘍モデルにおける免疫抑制の解除

方法

方法

マウスに癌細胞を移植した後、シイタケ菌糸体配合餌を26日間与え、
通常餌を与えたマウスと腫瘍重量、免疫抑制細胞の割合、免疫機能を測定した。

腫瘍モデルにおける免疫抑制の解除
結果

結果

シイタケ菌糸体配合餌を摂取したマウスでは、免疫抑制細胞の異常な増殖が抑えられ、
癌細胞に対する免疫機能が向上していた。また、腫瘍重量も抑えられていた。

免疫抑制細胞
免疫機能
腫瘍体積
(引用:Cancer Sci 102:516-521.2011)

シイタケ菌糸体の主な基礎研究

NO.1
方法 メラノーマ移植マウスにペプチドワクチンとシイタケ菌糸体摂取を併用し、腫瘍増殖と免疫抑制細胞を評価
対象 腫瘍モデル動物
結果 シイタケ菌糸体併用群で、免疫抑制細胞(Treg)の増加が有意に抑制され、腫瘍増殖も抑制された
論文 Cancer Immunol Immunother. Nov;61(11):2143-52.2011
NO.2
方法 大腸癌細胞盲腸壁移植マウスモデルにシイタケ菌糸体を摂取させ、腫瘍増殖と腸管免疫能を評価した。
対象 腫瘍モデル動物
結果 シイタケ菌糸体投与により、腸管免疫抑制が解除され、腫瘍増殖が抑制された。
論文 Oncol Rep. 2011 Nov 11. doi: 10.3892/or.2011.1549.
NO.3
方法 メラノーマ移植マウスにシイタケ菌糸体を摂取させ、腫瘍増殖と免疫抑制細胞を評価
対象 腫瘍モデル動物
結果 シイタケ菌糸体併用群で、免疫抑制細胞(Treg)の増加が有意に抑制され、腫瘍増殖も抑制された
論文 Cancer Sci 102:516-521.2011

主な臨床研究

乳がんや消化器がんをはじめとして、患者さんの免疫状態、QOL(生活の質)や抗がん剤の副作用軽減に関する臨床研究が進められています。

研究紹介

免疫細胞療法との併用

方法

方法

免疫細胞療法を実施中の各種がん患者10例を対象に
最初の4週間は免疫細胞療法のみ、つぎの4週間でシイタケ菌糸体摂取を併用した。

免疫細胞療法との併用
結果

結果

その結果、シイタケ菌糸体を摂取した前後で、QOLが上昇し、10名のうち7名で免疫機能(IFNγ産生量)も上昇した。さらに、免疫機能が上昇した7名は、がんの進行に伴う免疫抑制細胞(Treg)の増加も抑えられていた。

QOLスコア
免疫機能
免疫抑制細胞
引用:Gan To Kagaku Ryoho 39:1779-1781. 2012

シイタケ菌糸体の主な臨床研究

NO.1
対象 乳がんホルモン 療法施行患者
方法 1コース:ホルモン療法
2コース:ホルモン療法+シイタケ菌糸体エキス
結果 QOL上昇、免疫指標(IFNγ)上昇
引用 Suzuki N. Asian Pac J Cancer Prev 14:3469-3472.2013
NO.2
対象 乳がん術後補助化学療法施行患者
方法 1コース:化学療法
2コース:化学療法+シイタケ菌糸体エキス
結果 QOL維持、免疫指標(NK活性)維持、抗がん剤による白血球減少抑制
引用 Nagashima Y. Onco Targets Ther 6:853-859. 2013.
NO.3
対象 免疫療法施行者
方法 1コース:免疫細胞療法
2コース:免疫細胞療法+シイタケ菌糸体エキス
結果 QOL上昇、免疫指標(IFNγ)上昇、免疫抑制(Treg)進行抑制
引用 Tanigawa K.Gan To Kagaku Ryoho 39:1779-1781. 2012
NO.4
対象 消化器癌化学療法施行患者
方法 1コース:化学療法
2コース:化学療法+シイタケ菌糸体エキス
結果 QOL上昇、免疫指標(NK活性)上昇、免疫抑制(IAP)進行抑制
引用 Yamaguchi Y. Am J Chin Med 39:451-459. 2011.
NO.5
対象 消化器癌化学療法施行患者
方法 1コース:化学療法
2コース:化学療法+シイタケ菌糸体エキス
結果 抗がん剤の副作用軽減
引用 Okuno K. Asian Pac J Cancer Prev 12(7):1671-1674
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